【沖縄トラベルインフォ】多言語の沖縄観光情報ポータルサイト

観光庁1

お土産でも大人気の「琉球ガラス」。誕生のきっかけは敗戦の歴史だった。

琉球ガラスで工芸品を作る職人

沖縄には古い歴史をもつ工芸品がたくさんありますが、戦後新しく生活の中から生まれ、今では美術品としても認められている工芸品が「琉球ガラス」です。
その技法は、おもに宙吹きといわれる方法で、溶けたガラスを鉄の管の先に巻き取り、息を吹き込んでふくらませていきます。
ガラスで重くなった長い管を、厚さが均等になるように回転させながら息を吹きこむ作業は高い技術力が必要とされ、一人前になるまでに何年もかかります。
熟練の職人技で作られ、手作りのためひとつとして同じものがないというのが特徴です。

青い琉球ガラスのコップ

現在の琉球ガラスが生まれたきっかけは、戦後ガラス製品をつくる材料が不足し、当時進駐していた米軍が捨てたコーラ瓶やビール瓶などをくだいて材料にしたのがはじまりといわれています。

その当時はコップや水差しなどの生活雑器が主な製品でしたが、それでも宙吹きならではの丸みのある形や、再生の過程でできる気泡などが独特の味わいを生み出し、他では見られないガラス製品ということで県外でも評価が高まっていきました。

装飾的で美しい琉球ガラスで作られた器やコップ

近年ではさまざまな色合いのガラスが作り出されるようになり、コップやお皿などの生活の器だけでなく、より装飾的な作品や芸術的な工芸品も多く生まれています。

県内のガラス工場のなかには制作過程が見学ができたり、ガラス作り体験ができるところもあります。
コップ作りなどは短時間で体験できるので、世界でひとつだけの作品づくりに挑戦するのも旅の良い思い出になるでしょう。

取材協力

琉球ガラス村

琉球ガラス村

琉球ガラス村は、美術館、制作見学、体験教室、ショッピングを兼ね備えた琉球ガラスの総合テーマパークです。
工房では、職人たちが琉球ガラスで作品を制作している現場を見学することができ、工房内に入って、職人と共に”オリジナルグラス”等を制作する事もできます。
また、琉球ガラス美術館では古今の芸術的な作品や琉球ガラスの歴史年表の展示もされおります。